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健康になるために、どうすればいいと思いますか?

こう尋ねてみると、本当に様々な答えが返ってきます。

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多くの人は、「何か特別なことをしなければならない」と思っているようです。

ある人に「あなたはカルシウムが?」と問えば、ほとんどの人が、「不足、してますか・・・?」と自信なさそうに答えます。

そんなことは一人ずつ日々の食生活を確かめてみないと分からないはずなのですが、常に何かが「不足」しているという不安にとらわれているのが実情です。

日本人には「倹約遺伝子」を持つ人が多いことが明らかになっています。

これは食糧が少ない環境下でも生き延びられるよう獲得されたものであり、「不足」に強く、「過剰」には脆い体質といえます。

食べ過ぎによる生活習慣病の方が増えているのもうなずけます。

一律に不足を信じ込まされてきたツケが回ってきたともいえるでしょう。

 ないものねだりは不足に対する不安から起こり、「~でなければならない」という思い込みは自らを不自由にしてしまいます。

何事もうのみにせず、自分で考えることが大切です。

誰にでも共通する「絶対に正しい健康法」などなく、一人ひとりが違うということを認識する必要があるのです。

25年12月4日、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

食を通して自然を大切にしてきた日本人の文化が高く評価された証であり、日本食はこれまで以上に世界から注目されることになります。

闇雲に海外のものを取り入れてきた態度を見つめ直し、自分たちの伝統に立ち返りましょう。

いよいよ本格的に私たちがその素晴らしさを発信していく立場になったのです。

「足りるを知る」という老子(中国、春秋戦国時代の楚の思想家)の思想があります。

何かを我慢するということではなく、あるものを認めるということです。

日々の食事の中で不足を過剰のバランスを見直すという小さな「足りるを知る」を実践しつつ、文化として日本食の良い点を認めていくという大きな「足りるを知る」ことに取り組んでいく時代になったのです。







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